2013年10月14日月曜日

サザナミインコの緑波(ロクハ)

サザナミインコという鳥を飼い始めました。名前は緑波(ロクハ)といいます。カラーはノーマル(緑色)。6月生まれということと、緑の美しい漣模様から連想される波をイメージした名前にしました。
でも、とても呼びにくいので、「ロクさん」と呼んでいます(爆)

ロクさんはね 緑波(ロクハ)って言うんだ ホントはね だけど、言い難いから、自分のこと「ロクさん」 て言うんだよ … 

と、言い聞かせていますが、「ロク」という音もかなりインコにとっては発音が難しそうです(笑)

ショップで初めて会った時(生後約2ヶ月くらい)
とあるインコとオウムの専門店で、初夏から探してもらい、秋雛までは無理かなーと思っていた矢先、8月の終わりに二羽の手乗り雛が入店。その二羽のうち体は小さいけれど、より好奇心が旺盛な仔を迎えることにしました。

お店の方はおとなしい大きな仔を勧めましたが、サザナミインコは大人しくとても静かなインコという知識があったので、できるだけ活発な方を選びました。しかし、どうやら苦労を買って出た形になったのかも。

二羽は一日違いで孵化した兄妹らしく、お店の方の予想では、大きくおとなしい方が兄、一回り小さくヤンチャな方が妹ではないか、ということでした。緑波という名前は、少し古い時代の女性名ということもありピッタリ!?

お店で挿し餌が終わるまで面倒を見てもらい、9月の二度目の3連休に我が家に迎えました。
我が家について箱から外に出るロクさん。この時は素直に手に乗っていたのだが…

何故にサザナミインコなの?

ニュージーランドの固有種で、絶滅に瀕している「カカポ」というオウムが居ます。飛べないオウムですが木登りは得意。驚くと固まって動かなくなる、最後は走って逃げる、木からよく落ちる不思議な鳥。

NHKの「福山雅治 最後の楽園を行く」という番組で初めて観たのですが、すっかりこの鳥の不思議な魅力にハマりました。元々インコなど鳥も好きなこともありましたが、以前から魚や蝦と違った「温かい」生き物を飼いたいと思っていました。いろいろなインコを調べるうちに「カカポ」と似た動きの変なインコを知ります。そう、サザナミインコはとてもヘンテコなインコなのです。
リンゴ大好き!! (野生では何を食べているのだろう)

大人しく静かなインコ(は間違いではないけれど…)

昼間は確かにそのとおり。でも夜になると豹変。「カカポ」と同じく実は夜行性なんじゃないかと思うほど、夜は素早く動きまわり落ち着きが無くなることが多いです。

昼間は病鳥かと思うほど動かない時も多く、動きもカメレオンのようにギクシャク、超ゆっくりです。移動は嘴を使って一歩一歩確かめながら慎重に伝い渡りをします。セキセイインコのように飛び移ったり決してしません。できるだけ体を伸ばして、嘴が届けば脚を使って移動します。

夜になると動きが一変します。伝い歩きは変わりませんが、昼間の10〜20倍速くらい素早い。ケージの天井からぶら下がったり(コーモリのポーズ)、ケージに張り付いたり(ヤモリ)。でもとても危なっかしく、目測を誤り下に落ちることもしばしば。慣れないうちは、どこか体が悪いんじゃないかと本気で心配しました。

基本的には静かなインコなのは間違いない。でも大きさからは想像もつかないとてつもなく大きな声を出せます。

緑波は兄妹(じつは最近は姉弟の間違いだったと思っていますが)でずっと一緒にいたせいか、我が家に来た最初の三日間は、凄まじい「呼び鳴き」をしました。この時の音量は耳がキーン、窓を開けていると遠くの建物からコダマが返る位です(大汗)

最近は、我々夫婦二人に対しては意味のない呼び鳴きはほとんどしなくなりましたが、危険なシチュエーションは数々あり決して安心できません。
  • 午前中(特に朝)のスズメ、この季節のヒヨドリ(スズメくんな! ヒヨドリ飛ぶな!!)
鳴きながら飛んでいるヒヨドリに向かって全力で叫んでいます!!
  • フットサルのホイッスル
TVも危険。サッカーは観客の歓声が大きいせいなのか大丈夫っぽいですが、特に屋内で行われているフットサルの鋭いホイッスルは超危険。もう我が家ではフットサルは観れないかも?

生活騒音にも気をつけなければ。。。
  • 蛇口を閉める音(「キュー」「キュイ」とか)
なった瞬間に20連発とか… とても生活騒音に気を使うようになりました(笑)

この可愛い瞳の奥に不審な考えが渦巻いているに違いない

不審なインコ

驚くと長い時間、固まってしまいます。その間は話しかけても無反応。とても臆病で、最初の頃はちょっとした物音や風でカーテンが揺れるだけ固まっていました。

手乗りでしたが、驚いて何度が手から落ちたり、簡単に手に乗ることで調子にのって何度もしつこく触ったのがいけなかったのか、今は頑なに手に乗らなくなってしまいました(たぶん根に持つタイプ(笑))。でも手が怖いわけではなく、時々猫のように甘えて頭を触られせくれます。

しかしいつもは真ん丸な目が、突然レモン型になって噛み付いたり、どう何のスイッチが入るのか、未だに良くわかりません。

人の話はとても良く聴いている様子。しかし何かを企んでいる気配が漂ったかと思うと、突然ビクビクしてパニックのように羽ばたいたりします。なんとも不審なやつです(笑)

三週間が過ぎて、だんだん不審インコとの生活も楽しめるようになって来ました。
これから末永くヨロシクね。ロクさん。