2009年12月27日日曜日

エコプロダクツ2009 #3

初日 12月10日(木) 16:15~
会場内エコツアー「E. エコビジネス最前線ツアー2」に参加した。
このツアーは二つのエコ(エコロジー&エコノミー)を追求した環境ビジネスを探る、と銘打たれている。

ナビゲータは、永石 文明さん(環境教育コンサルタント/東京農工大学・文教大学非常勤講師)である。
集合場所に行くと、各自にレシーバとイヤホンのセットが渡される。なるほど、これで騒音のある会場内でもナビゲータの解説が良く聞こえるという訳だ。

【更なる高みを目指すリコー】
最初に向かったのはリコー。リコーは以前から環境配慮型の製品や雑誌広告などで有名だが、具体的に何をしているのかはよく知らなかった。

今回のツアーでは、自社製品を超えた、生物多様性保全の取り組みが紹介されていた。生物多様性という言葉は、聞きなれないかも知れないが、来年からはよく耳にすることになると思う。一言で言うと、地球上の多種多様な生物の生態系そのものであり、その保全とは、絶滅危惧種を含む生態系の多様性を、人間もその一種としての責任を持って守っていく、というところか。

人類はこれまで、化石燃料を燃やし、大量の廃棄物を出し、資本主義先進国では環境よりビジネス優先で巨万の富を築いてきた。その代償として、森林伐採や水資源の大量搾取、石油製品(プラスチック等)による海洋・土壌破壊など、つけを地球に回し続けてきた。その結果、温室効果ガスの排出過多を引き金とする気候変動を引き起こし、ビジネス以前に自分自身の将来が危ういことをやっと悟ったのである。

地球全体を俯瞰する視点を持ち、地球の多種多様な生態系の一部としての人類は何をすべきか。生物多様性を守ることは持続的な社会を維持することにつながり、それはひいては自分(とその子孫)を守ることにつながる。それに気づいた企業や個人から行動が変わり始めているのを強く感じた。

なにやらエラソーなことになってきたので、次~。

【びっくりドンキーにびっくり】
聞いたことはあるけど、行ったことないハンバーグレストラン。アレフって会社がやっている。全然知らなかったけど、省農薬米や循環型の牧場など自然共生型の農業に力を入れている。
「ふゆみずたんぼ」というプロジェクトにも賛同しており、懐かしいヤゴ(イトトンボ、シオカラトンボ、ギンヤンマなどの幼虫)を生体で展示していた。
となりには、会場内のレストランでもあるびっくりドンキーを出展しており、とてもおいしそうなハンバーグを見て、この辺りから明日もまた来ようかなぁ、と思い始める。

【お茶はやっぱり伊藤園】
次は伊藤園。色々事業展開しているが、今回はお茶一色。原点回帰というか、本業を持続可能にするための、必然でもある。

お茶が大量に出荷されるということは、お茶ガラも大量に出るということ。そのお茶ガラを紙やプラスチックに混ぜて再利用し、ボールペンやベンチまで作っているのに驚いた。中でも、ビーズ状のクッションボールにお茶を混ぜ、枕の中身にしているのはとても良い。いい香りで癒されました……
(ツアーは続く)

2009年12月26日土曜日

付喪神

最近本当にあった話。

同郷の作家 畠中 恵さんの小説「若旦那シリーズ」をよく読むのですが、その中に付喪神(つくもがみ)ってやつが出てきます。
愛着を持って物を使っていると、使われる《物》もそれに応じて反応し、100年も経てば立派な神になるという。

【友達のゴルフスリー】
最終型。それなりに古くはなったが、まだまだしっかりしていた。彼にはいつかは空冷 911 に乗りたいという思いがあるのだが、ある日、ふと急に、ポルシェの前に Z に興味が出た時期があった。

もう少しで買いそうになった矢先、ゴルフのナビと ETC の電源が入らなくなったそうな。

オートバックスで丁寧に調べてもらったら、普通は飛ぶはずもない、ナビ配線のヒューズが飛んでいたらしい。

結局、オートバックスで配線小物を買いこんで、ゴルフのダッシュボードを綺麗にしたら、Z を買う意欲はなくなっていたそうな。めでたしめでたし。

【我が家の iMac】
G4 FlatPanel 15インチ。いわゆる大福モデル。今となってはかなり性能的にも厳しいが、我が家のメインマシンである。

ある日、インターネットのリサーチに答えていたら、「現在メインでお使いのパソコンは? 」という項目があった。最近は、動画を扱うことも多くなり、サブマシンである ThinkPad T42 を使う機会が多くなっていたので、回答に「ノートPC/Windows XP」と回答した。

その直後から、iMac がフリーズするようになった。Hardware Test で調べると、底にある拡張メモリスロットの SO-DIMM 512MB が半分の 256MB しか認識されていない。メモリが死ぬのがこのタイミングとは……

我が家のメインマシンはだれが何と言おうとも iMac である。

(Amazon.co.jpアソシエイト)

2009年12月25日金曜日

エコプロダクツ2009 #2

初日 (12月10日(木)) の 15:30 くらい。プレマシーに乗って、もう一度受付まで戻り、今度は、日産の電気自動車に乗ることにする。

【純粋な? 電気自動車】
来年「リーフ」を出す日産。体験試乗に使っているのは実験車だが、中身はほとんどリーフと同じとのこと。だたし、リーフ自体も開発途上なので、今後味付けは変わる可能性はある。

加速は強烈。助手席に同乗した女性からは思わず悲鳴が……
富士急のドドンパみたいな感じ? (乗ったことないけど) ドライバーの担当者が言うには、3ℓクラスと同等の加速らしい。
FF なのだが、アクセル踏み込むと間髪入れず反応するレスポンスの良さが衝撃的。一瞬ホイールスピンでタイヤが鳴くほどのトルクがいきなり出るところがエンジン車とは明らかに違う。

一方でパワー自体はあまりなく、最高速度は 140~150km/h 程度らしい。リチウムイオンバッテリーと言えども、かなりの容量があるので、ベース車両のキューブに比べると重いはずだが、そのハンディを一切感じさせないキビキビ感にかなりの好印象を持った。

160km の巡航距離に不安がないと言えば嘘になるが、一周 10 分程度の体験試乗を朝から繰り返していても、バッテリーは半分は残っているようで、市街地での燃費(電費か…)は、かなり良い模様。他に走っている EV のプラグインステラや i-MiEV は何度か急速充電しているらしい。

内装は質素。ナビも普通に付いてるし、これといって EV をアピールする感がないところが実験車らしい。ドライバーの目の前に大型のアナログ式電池残容量計があるだけ。

走行音は非常に静か。風切音しか聞こえない。強く加速するとほんのわずかにモータかインバータの音が聞こえるのみ。停止するとまったくの無音でエアコンの音が逆に気になるほど。

これではさすがに、走行音が静か過ぎて問題になるのも分かる気がする。

日産の担当者は、「ぜひ、i-MiEV と乗り比べてください。あちらはあくまでも軽自動車という日本独自の規格で EV 化したもので、こちらはグローバル車はかくあるべきという考えで作っている」と自信満々だった。

これで、エコツアーの時間になったので、他の自動車(特に i-MiEV)には乗れず、後ろ髪を引かれつつ、体験乗車会場を後にするのであった…
(続く)

2009年12月23日水曜日

生き物たちの近況

今年は君子蘭の花茎を切り取らず、種子が取れるかどうかを実験中。
放置していたら、赤く熟してきたが、いつが取り頃なのか良く分からない。


君子蘭の鉢に、楓の種子が飛んできて、勝手に生えた我が家の紅葉。意外と逞しい。


蝦ちゃんたちは世代を重ね、ヒーターなしでも卵を抱える個体がほぼ常に見られる状態。コッピーに食べられているのか、殖えすぎもせず、減りもせず。


コッピー♂(名前:ガッツキ)。♀のタケさん共々、無事にもうすぐ2年を迎えるが、相性の悪さは相変わらず……


コストコでやっとピクルスが買えたので、だいぶ汚れてきたこの瓶は、新年になったら新しくしようと思う。

その他、写真はないけど、ハエトリソウは休眠前のロゼッタ状態に。2年前に貰ったゴールドクレストは鉢を大きくしないせいか、一定以上は高くならずで盆栽状態?になっています。

2009年12月19日土曜日

エコプロダクツ2009 #1

12月10日(木)初日。ビッグサイトに着いたのは、15時くらい。
エコカー乗車体験と会場内エコツアーが主な目的だ。

会場内ツアーは、どこから回ったらいいかわからない人や、分野を絞って効率的に回りたい人にお勧めとのこと。先着 20人なので、まずはこちらを先に申し込んでから、エコカー乗車体験申込コーナに行くことにした。

エコカー受付に行き、複数のクルマに乗れるか確認したところ、乗車後に受付に戻ってくれば、また乗れるとのことだった。

【エコカー乗車体験】
エコカーは、教習所で使われているガソリン車にエコ運転のための燃費計を備えただけのものから、燃料電池ハイブリッド車 (FCHV)、水素ロータリーシリーズハイブリッド車 (DualFuel-REHV)、電気自動車 (EV)は実験車と市販車。計 6車種 7台から選べる。

走行時間帯は、クルマによって違うが、僕が行った時には、充電中のスバルプラグインステラ以外は走っていた。会場内ツアーまでの時間を考えると、2車種に絞る必要があったので、日産の電気自動車実験車両(キューブベース)と、マツダ プレマシー ハイドロジェンRE ハイブリッドにした。

【水素を直接燃やす意義】
まず来たのはマツダ。外観は全くプレマシーそのものだが、ガソリンと水素の二つの燃料タンクを備える。
ガソリンまたは水素を、マツダならではのロータリーエンジンで燃焼させ、その動力でジェネレータを回して発電する。発電した電気でモーターを回して走る。

エンジンは発電以外には使われず、走行は純粋に電気モータのみ。この形式をシリーズハイブリッドと呼ぶそうだ。(それに対し、プリウスなど、エンジンも走行に使うものはパラレルハイブリッドと呼ぶ)

水素のみで 200km走行でき、ガソリンと合わせると 500km以上の巡航が可能。水素を燃やしている間は、水が出るだけなので、究極のエコカーである。

基本的には EV と同じなので走り出しはスムーズ。でも加速すると、ロータリーエンジンが少し遅れた感じで、やや甲高い独特の音が鳴る。この少し遅れる感じは、トルコンの ATの様でもあるし、回転と速度が一致しないところは、どちらかというと、ディーゼル気動車のようでもある。

本来発電効率からいくと、エンジンは一定回転の方が良いけれども、加速が必要な時には、わざとエンジン回転が上がる演出をしてある。これが、マツダのいう ZoomZoom ということらしい。
確かに、エンジン音が小気味よく響くのは、いかにもクルマを運転している感じがする。交差点などで停止した瞬間など、負荷がなくなると瞬時にエンジンは停止(アイドルストップ)して、全く無音になる。

再始動は直結しているジェネレータをモータ代わりにして瞬間的に行われるため、無音・無振動。ダッシュボード上の状況モニタ表示を見ない限り、エンジンが動いているのかどうかは全く分からない。ただ、アクセルを踏み込むと、気持ちのよいエンジン音が響いて、あぁ、頑張っているな、と感じさせる。

水素を燃料にするクルマには燃料電池車があり、これは水素と酸素の化学反応により電気を取り出すが、マツダは直接水素を燃やす。これはなぜなのか。まずはこの疑問を聞いてみた。

僕「水素をロータリーで燃やすメリットって何なのでしょうか?」
担当「まずは、相性が良いことです。ロータリーエンジンは原理的に吸気と燃焼室が分離されているので、着火点の低い水素でも、ほとんど特別な仕組みを組み込むことなく燃やすことが出来ます。2点目は水素の質がそれほど高くなくてよい、ということです。燃料電池には高純度の水素が必要で、その生成コストは無視できません」

普通のエンジン(レシプロエンジン)では、ガソリンに比べ発火点の低い水素は圧縮途中で引火してしまい、うまく燃やせないとのこと。また、水素の質に関しては全く考えたこともなかった。

発展途上の技術として、コスト面を含め、小さな企業であるマツダは、思った以上にまじめに、自社の技術の良いところを柔軟に取り入れて、出来ることをやっていると感じた。感性を大切にするエコカーもまたいいものだと思います。

課題は、水素ステーションの少なさ。ガソリンでも走れるけど、将来はガソリンタンクは無くしたいとのことでした。
(次回、日産実験車編へ続く)

2009年12月18日金曜日

エコプロダクツ2009 #0

先週、エコプロダクツ2009 という展示会に行ってきました。
なんだか色々面白くて、結局 3 日間の開催期間、通ってしまいましたょ… (^^;

これからしばらく、少しずつ感じたことを連載形式でつづりたいと思いますので、興味のある方は来年の参考にでもどうぞ。

【きっかけはエコリカ】
エコリカは、インクジェットプリンタのインクカートリッジを回収して再利用(リユース)カートリッジとして販売している老舗です。

年賀状の作成に使うプリンタは、ここ数年 Canon MP500 ってやつを使っています。キヤノンは自社からリユースのインクカートリッジを販売していないこともあり、粉砕してリサイクルはしているものの、当時は回収も消極的で、もったいないなぁと感じていました。また、この機種から採用された IC チップでのインク管理は、ユーザの利便性というより、再生カートリッジに対する牽制という面が大きく、リユースカートリッジが裁判になるなど、あまり感じのいいものではありませんでした。

こうした中、エコリカはいち早く IC チップのリセットを行うことに成功して、リユースカートリッジを出すと共に、純正カートリッジとの混用の保障や、売り上げカートリッジ 1個につき 1円を WWF(世界自然保護基金)に寄付する点が気に入り、これまで問題なくずっと使ってきました。

ところが、今年に入り、イエローインクに対し、プリンタから「複数のタンクが取り付けられている」という謎のエラーが時々起こるようになりました。その都度電源入れなおしや、カートリッジ付け直しでしのいでいましたが、年末のこの年賀状時期に、ついにインクタンクを認識しなくなってしまいました。インクはまだ 1/3 ほど残っていました。

【エコリカの対応】
このインク誤認識やエラーは、もちろんプリンタ本体の問題やインクタンクの接点との接触不良の場合もありますが、ネットで調べると、どうもキヤノンが一時期、不良 IC チップが組み込まれたカートリッジを大量に出荷したことがあるらしいことが分かりました。

当然ながら、本来はキヤノンが回収・交換すべきことですが、申し出た人だけ対応という形にしていたようです。そのため、問題を持ったカートリッジが、当時多くの回収ボックスを設置していたエコリカに回ってしまい、エコリカ検品時には問題が顕在化せず出荷されてしまっているようでした。

エコリカのサポートセンターに電話したところ、即答で謝罪と翌日午前の宅配便でインクカートリッジを届けてくれるとのこと。その際、不良カートリッジは届いた箱に入っている着払い伝票で、その箱をつかって余裕がある時期でいいので送り返して欲しいという、とてもスバラな対応でした。

【エコプロダクツ展】
で、翌日。カートリッジが丁寧な謝罪の手紙と共に届き、本来キヤノンの責任なのに(まぁキヤノンにいえる立場でもないですが…)、ここまでする企業も珍しいと感じて、ホームページを見に行ってみます。そこで何気なくバナーで「エコプロダクト2009に出展しています」とあり、今回の展示会を知ることになりました。

ちょうど 3日間の開催初日で、エコカーの助手席試乗など面白そうな企画もあり、エコリカも空カートリッジを持っていくとノベルティグッズをくれると言うので、まぁ、ちょっと散歩も兼ねて行ってみて、1時間くらい色々なクルマに試乗、あと 1時間くらい会場を回って帰るか、くらいの軽い気持ちでで出かけていくのでありました……
(続く)

2009年12月15日火曜日

猫足について考える(スーパーカーからの脱出)

近所の買物ばかりでずっと燃費が 6km 台。(;_;)
スーパー専用カーだったライオン号ですが、最近やっと、高速道路の運転とか楽しくできるようになってきた。

タイヤは 15 インチで幅 195 と今ではこのクラスでも細くて小さいくらいのサイズだが、306 の歴史からみると、古くは S16 というホットモデル専用だったサイズである。
N5 と呼ばれる後期型では XSi というスポーツ系グレード以上に装備されたサイズだが、モデル末期には Style プレミアムと呼ばれる我が家のライオン号にも標準装備されるようになった。

しかし、もともと Style プレミアムは 14 インチで幅 185 が標準だった。このころは、一般道ではとても快適な乗り心地と、高速での安定性を兼ね備え、山道ではそれなりに踏ん張るというバランスのよさがあり、確かにプジョーの言うところの ”猫足” 感が感じられた。

実は我が家のライオンは二代目である。初代とまったく同じグレードと色にもかかわらず、年式はちょうど一年違いの最末期型。それだけでなぜか細かい部分が変わるのが、ラテン車らしい面白いところ。でも僕にとっては良いことだけじゃないのだった。
  • フロントガラスが熱線・紫外線反射タイプになった → ○
  • タイヤが 14 インチから 15 インチに → △
  • ISO-FIX チャイルドシートアンカがなくなった → ×
熱線反射タイプのガラスはエアコンが良く効くし、日焼けもしないので歓迎だが、どうせならサイドウインドウにも欲しかった。

タイヤサイズアップは見た目がかっこ良いので好きなのだが、反面幅が太いためハンドルがずいぶん重くなった。たぶんパワステの設定は変更しなかったのかもしれない。また、サスペンション設定は明らかに変更されており、"猫足" 感は一般道ではほとんど感じられなくなってしまった。ごつごつ硬くて好きになれない。

今はハンドルが軽くなるのと、少しでもゴツゴツ感が和らぐという理由で、初代ライオンからの遺品である 14 インチにしてある。でも冬用タイヤで燃費が最悪…。今度 15 インチに戻すときは、175 幅にしてみようと思っている。

ISO-FIX チャイルドシートは今のところあまり関係ないけど、やはり安全に関わることが後退するのは望ましくないですねぇ。でもなんでなんだろ。もしかして、売れなかった古い高額モデルのフレームが余ってて転用されたのかもしれない。

プジョーの言う "猫足" 感。クルマによって、人によって、グレードによってみんな違うと思うけど、僕の中ではなぜか、プジョーの前に乗っていた後期型ローバー200 がしっくり来るんだなぁ、これが。最初で最後のイギリス車だったけど、しなやかな身のこなしが未だ忘れられない……

2009年12月7日月曜日

SIM-Drive(シムドライブ)

Eliica(エリーカ)で一躍有名になった慶應義塾大学教授 清水 浩氏が立ち上げた電気自動車のオープン・プラットフォームを手がける会社。名前の由来は、Shimizu In wheel Motor-Drive から。(そのまんまやね)

インホイールモータは高効率で、ドライブシャフトが不要なことから、車体設計の自由度が高く、今後の主流技術になると僕も確信しています。

何より、「エンジンルーム」(モータールーム?)が要らないわけですから、これまでの常識を覆す新しいデザインのクルマが出てくる可能性にワクワクします。

また、旧車や名車のボディを車台に乗せて、電気自動車として復活させることも構想にあるのが魅力的。306 も大事に乗って、将来登場するであろう改造電動車専門会社に 306Eva って名前にしてもらうか (^^; (ミサトさんのアルピーヌ・ルノーみたいに)
それとも、あこがれのデルタ・インテグラーレ電動バージョンに乗るとか… 夢が膨らみます。 (デルタお持ちの方、くれぐれもボディを大切に (笑)

SIM-Drive ホームページからはあまり窺い知れない興味深いインタビューが日経BPに掲載されています。将来のクルマのあり方を考える良い機会かもしれません。


2009年12月5日土曜日

日本レース写真家協会展

K@moto さんのブログ記事で開催を知り、観に行く。
場所が EPSON ギャラリーということもあり、展示室入り口には、長くサポートしていた中嶋 悟の歴代写真がまず目を引く。

各作品のジャンルは多様で、F1, GT, ルマン, DTM, WRC, パリダカ, WGP, 8耐など。マシンも最新のプジョー908TDi(今年ルマン優勝)から、古くは NSR500 など、比較的新しい写真を中心に 2輪も 4輪もとても充実している。

今年の青山博一とバウティスタの息詰る攻防の空気感。ライコネンのフェラーリレッドの美しさ。パリダカの自然と厳しさ。WRC の多様なステージの美しさと迫力など、改めて写真の持つリアリティにとても感動する。
【開催期間】
2009年12月4日(金)〜12月17日(木)日曜定休
10:30〜18:00(最終日は15:00まで)入場無料 

新宿三井ビルと言えば、実はとても懐かしいところだったりもする。入口右側のキヤノンサービスは何も変わってないが、テナントはとても少なくなったようである。ビルもずいぶん増えたしなかなか厳しそうな感じ。せっかくなので 55 階まで上がろうと思ったが、エレベータのボタンが押せないようになっていた…。つれない。(昔からそうだっけ?)

帰る頃には生憎に雨になったが、センタービルの前のイチョウがとても奇麗だった。

雨なので地下道で帰る事にしたが、以前にはなかったものに違和感を感じる。それがこれ。(スバルは関係ないよ)

通路の脇の柱の間にある、一見すると椅子のようなもの。でも斜め 45°くらいに傾いていて座れない。

よくよく思い出した古い記憶……

!!

確かに、段ボールは無くなったようだが…
(駅のホームの上にある鳩よけの剣山って知ってますか?)
とても複雑な気分になった。。。(=.=)

2009年12月4日金曜日

WRC + ライコネン

どうやら、キミ・ライコネンの 2010 年 WRC 参戦が正式に決まったようです。
シトロエン・ジュニアチームから、ラリー・ニュージーランドを除く、年間 12 戦に出るとのこと。

これで、ジュニアチームは、ライコネンとオジェの 2 台は決まりのようですが、彼のようなビッグネームが来ると、その他の C4 の提供にどんな影響が出るかがとても心配です。特に復活しつつあったプライベータのペター。

もし彼が気まぐれで WRC をかき回すだけで、また F1 への復帰を考えているのであれば迷惑な話です。特に若手にとっては。

一方ヴァレは毎年参加して好成績を挙げているモンツァラリーも含め、WR カーでの経験もかなり積んできて、着実に将来を考えているように思えます。キミは今シーズン初めて乗った S2000 マシンで思いのほか良い走りでしたが結局リタイア。WR カーの経験がないままでどれだけの走りができるか、なによりペースノートが作れるのか。。。

予定どおりであれば、来年の第 2 戦ラリー・メキシコで、ヴァレとキミの対決?が観られます。ロッシはおそらくモンスターエナジーカラーのフォード・フォーカス。キミはレッドブルカラーのシトロエン・C4。飲み物対決ですね!

2010年のWRCカレンダー(日付は最終日の日曜日)
1. スウェーデン:2月14日
2. メキシコ:3月7日
3. ヨルダン:4月4日
4. トルコ:4月18日
5. ニュージーランド:5月9日
6. ポルトガル:5月30日
7. ブルガリア*:7月11日
8. フィンランド:8月1日
9. ドイツ:8月22日
10. ジャパン:9月12日
11. フランス:10月3日
12. スペイン:10月24日
13. GB:11月14日

*日付は未定



これは今年のモンツァラリー決勝の様子。モンスターカラーがロッシ。残念ながらブレーキターンに失敗して敗れましたが、グロンホルムなども参戦する中、これはリッパ。
(いつまで観られるかは不明)

みなとみらい

昨日は、みなとみらい駅からパシフィコ横浜を散歩。
みなとみらい線は何度か乗っていたが、みなとみらい駅で降りるのは初めて。ターミナルコアと呼ばれる地下 3F はかなり深いところにあり、広大な吹き抜け空間を通してホームの電車が上からも見えるのは壮観。

すっかりクリスマス気分の Queen's Square は恒例のツリーが飾られ行き交う人が写真を撮っていて、雨の中、ほっとした気分になった。

2009年12月2日水曜日

電気自動車の走行音

ハイブリッド車や電気自動車は、走行音が静かすぎて問題になっているらしい。国交省は、「疑似走行音」の発生装置の義務化を考えるという。

日産はこれを受けて、リーフに低速走行時に音を出す装置を標準搭載することまで決めたらしい。(NIKKEI NET 記事)
なんと深夜早朝や歩行者がいないときはスイッチで OFF にできるんだって。(@_@) ヘー

でも、なんかちょっと変じゃない? なんでこんな複雑なこと考えるんだろう。

静かで気づかない乗り物って、自転車とか電車とかもう既に存在するよねぇ…
だから、万が一のために自転車にはベルが付くし、地下鉄などの電車もホーム進入時にビックリさせないように小ちゃい音の汽笛を鳴らしたり。
(JR東の山手線は毎朝平気で大音量の汽笛で人を威嚇しますが… (怒)

(本文とは関係ありません。写真の著作権は京急電鉄にあります)
クルマもこれでいいじゃん。EV には小ちゃい音の警笛もつければ解決。自動運転ならともかく、歩行者に気をつける義務は運転者にある訳だし。

【12/9 追記】
GM の電気自動車ボルトには、小さなやさしい音の警笛を搭載するらしいです。